2026年度キャンパス保護者会
『2026年度キャンパス保護者会』を新座市民会館で行いました!
◆概要
⚫︎日時 2026年6月26日(金)
⚫︎場所 新座市民会館
◆目次
⚫︎事業所・職員紹介
⚫︎キャンパス独自の療育内容(講師 加藤)
⚫︎分科会(個別相談・個別施設相談)

・悩み事、個別質問 内科医 明石
・将来の進路相談 加藤
・福祉に関する相談 上野
・言葉の悩み 井上
・身体の使い方 藤岡
・しつけ、療育相談 榎本/中川
分科会での個別相談Q&A
保護者会で行われた分科会(個別相談)のQ&Aを一部ご紹介します。

\私がお答えします/
継志館代表
加藤 謙

■進路・療育全般に関するお悩みのご相談
Q. 父親と母親で子育ての考え方が違い、話し合うたびに喧嘩になってしまいます。
A. ご夫婦だけで解決しようとすると、感情的になってしまうことがあります。今回のご相談では、お父様は「きちんとできるようになるまで指導すべき」という考え方、お母様は「ここまで成長したことを認めてあげてほしい」という考え方でした。例えば、食事中に食べ物をこぼしてしまう場面でも、お父様は「きちんと座って食べられるように教えるべき」と考え、お母様は「以前より成長しているので、今はその努力を認めてあげたい」と感じていました。どちらもお子さんを思う気持ちから生まれた考えですが、ご夫婦だけで話し合うと、お互いの考えを否定しているように受け取ってしまい、話し合いが平行線になることがあります。このケースでは、ご夫婦で私の相談会に来ていただくことをご提案しました。第三者が入ることで、お互いの考えを整理しやすくなり、「どちらが正しいか」ではなく、「子どものために何が必要か」を一緒に考えられるようになります。
Q. グループホームは小学生のうちから申し込めば入れますか?
A. 早く申し込めば必ず入れるというものではありません。グループホームは、空きが出るタイミングや地域の状況によって入居できる時期が変わります。現在は、希望者に対してグループホームの数そのものが不足している地域も多く、「順番待ちだから安心」という状況ではありません。早いうちから情報収集を始めることは大切ですが、それ以上に、お住まいの地域の状況や制度について継続的に情報を集めることが重要です。
Q. 将来就職するために、一番大切なことは何ですか?
A. 特別な技術よりも、「働き続けられる力」を身につけることです。就職というと、資格や仕事内容に目が向きがちですが、企業がまず求めるのは基本的な社会性です。例えば、・時間どおりに出勤できること・集団で行動できること・ルールを守れることこうした力は、どの仕事にも共通して求められます。子どもの頃から生活リズムを整えたり、集団活動を経験したりすることが、将来の就労につながっていきます。
Q. やりたい仕事と、就労継続支援B型で行っている仕事が違う場合はどうしたらいいですか?
A. 「仕事とは何か」を理解していくことも、大切な学びです。本人には「こんな仕事がしたい」という希望があっても、利用する就労継続支援B型事業所では、その仕事を行っていない場合があります。もちろん希望を持つことは大切ですが、仕事には「自分がやりたいこと」だけではなく、「社会の中で役割を果たすこと」という側面もあります。そのため、まずは与えられた仕事に責任を持って取り組む経験を積み重ねながら、将来の選択肢を広げていくことが大切です。

\私がお答えします/
医師
明石 満里子

■内科医 明石先生へのご相談
Q. 子どもに睡眠薬を飲ませても大丈夫なのでしょうか?
A. 睡眠薬については、「できるだけ使わない方がよいのではないか」「依存が心配ではないか」といった不安を持たれる方も多いと思います。しかし、本人が睡眠薬なしでは十分に眠れず、つらい状態が続いている場合には、主治医とよく相談したうえで、適切に使用することも一つの方法です。睡眠は心身の回復にとって大切なものであり、眠れない状態が長く続くこと自体が、本人の生活の質を大きく下げてしまうことがあります。睡眠薬にはさまざまな種類があります。短時間だけ効くもの、長時間効くもの、作用が比較的穏やかなもの、副作用に注意が必要なもの、耐性が問題になりやすいもの・なりにくいものなど、それぞれ特徴があります。そのため、その人に合った薬を見つけるには少し時間がかかることもあります。焦らず、主治医と相談しながら調整していくことが大切です。また、睡眠薬は自己判断で急に中止すると、かえって眠れなくなる「反跳性不眠」や離脱症状が出ることがあります。やめたい場合や減らしたい場合も、必ず主治医と相談しながら、少しずつ調整していく必要があります。使用中は、翌日に眠気が残っていないか、日中の活動がしんどくなっていないかなど、お子さんの様子をよく見ることも大切です。もし薬の影響が残っているようであれば、量や種類について主治医に相談してください。睡眠薬には怖いイメージもありますが、適切に使えば、本人の生活の質を上げる助けになることもあります。大切なのは、自己判断せず、主治医とよく相談しながら使用することです。
Q.思春期の体の変化や性について、家庭ではどのように伝えればよいのでしょうか?
A. 思春期になると、子どもの心と体は大きく変化します。本人は不安や戸惑いを抱えながらも、なかなか言葉にできないことがあります。そのような時期には、家庭の中で安心して相談できる環境を整えることが大切です。女の子の場合、母親が自身の経験をもとに、生理や第二次性徴に伴う体の変化について相談に乗りやすい場合があります。一方で、男の子の第二次性徴については、母親だけで説明したり対応したりするのが難しいこともあります。母親にとって経験のない体の変化であるため、どこまでどのように伝えればよいのか迷うことも少なくありません。そのため、男の子の思春期については、父親や男性の保護者が積極的に関わることが望ましい場面があります。ただ、日本では性教育が十分とは言えない面もあり、父親自身も、子どもにどのように伝えればよいのかわからないことがあります。この問題は、家庭だけで抱え込むのではなく、学校とも共有し、必要に応じて話し合いの場を持つことが大切だと感じました。父親が直接子どもに話すことが難しい場合には、先生や支援者など第三者から声をかけてもらうことも一つの方法です。思春期の子どもへの関わり方は、今後も継続して考えていくべき大切な課題です。母親だけ、父親だけに任せるのではなく、家庭・学校・支援者が連携しながら、子どもが安心して成長できる環境を整えていくことが必要だと思います。

\私がお答えします/
言語聴覚士
井上 智之

■言語障がいや発音、吃音などのご相談
Q.小学2年生ですが、発音がはっきりせず、何を話しているのか聞き取りにくいことがあります。今からでも言語指導を受けたほうがよいでしょうか?
A. 小学生からでも十分に効果が期待できます。言葉の練習は4~5歳頃から始めることが多いですが、小学生になってから始めても遅くはありません。発音は、適切な指導を受けることで改善が期待できるケースも多くあります。「様子を見た方がいいのかな」と悩まれる保護者の方もいらっしゃいますが、気になることがあれば一度相談してみることをおすすめします。お子さんの状態に合わせて、必要な支援を一緒に考えていきましょう。
Q. 自分の気持ちは話せますが、人の話や指示を理解することが苦手です。言葉を増やすにはどうしたらよいでしょうか?
A. 「話したい」「伝えたい」という気持ちを育てることが、言葉の発達につながります。言葉は単に単語を覚えるだけでは増えていきません。大切なのは、「誰かに伝えたい」「話を聞いてもらいたい」という経験を積み重ねることです。ご家庭では、お子さんとの会話を楽しみながら、お子さんの話にゆっくり耳を傾けてあげてください。安心して話せる環境が、言葉を育てる大きな力になります。
Q. 来年小学校へ入学します。通級指導教室は「ことば」と「発達」のどちらを選べばよいでしょうか?現在は言語指導を受けています。
A. お子さんが今、一番困っていることを基準に考えることが大切です。どちらが適しているかは、お子さんの困りごとによって変わります。発音や言葉の理解が主な課題であれば「ことば」の通級が合う場合があります。一方で、学習面や集団生活、人との関わり方などに困りごとが大きい場合は、「発達」の通級が適していることもあります。現在利用している支援機関や、入学予定の学校とも相談しながら、お子さんにとって最も必要な支援を選ぶことをおすすめします。

\私がお答えします/
相談支援員
上野 厚子

■福祉に関するご相談
Q.グループホームにはどのような種類がありますか?
A.「グループホーム」と一言で言っても、実はいくつかの種類があります。代表的なものは次の5つです。
① 日中支援型グループホーム
日中もホーム内で生活を送りながら、必要な支援を受けられるタイプです。生活全般のサポートを受けながら、安心して暮らせる環境が整っています。
② 日中は仕事や活動に出かけるタイプ
朝はホームから通勤や通所をし、夕方に戻って生活する一般的なグループホームです。就労や就労継続支援事業所などを利用している方が多く利用しています。
③ 通過型グループホーム
おおよそ2~3年間を目安に生活し、自立した暮らしへ移行することを目的としたタイプです。一人暮らしなど次のステップを見据えた支援が行われます。
④ 重度の方を対象とした介護付きタイプ
医療的ケアや介護が必要な方でも生活できるよう、手厚い支援体制が整えられています。
⑤ 施設入所型
24時間体制で支援を受けられる施設です。地域によっては数が少なく、自宅から離れた場所になる場合もあります。グループホームを選ぶ際、「どこなら空いているか」という視点になりがちですが、それ以上に大切なのは、お子さんが将来どのような生活を送りたいのかを考えることです。生活能力や働き方、家族との距離感などによって適した環境は変わります。早い段階から情報を集め、お子さんに合った選択肢を一緒に考えていくことが大切です。

\私がお答えします/
作業療法士
キャンパス田原本 藤岡

■身体の使い方に関するご相談
Q.体幹が弱く姿勢が崩れやすいのですが、手先の不器用さも改善していくのでしょうか?
A. 体の発達は、体の中心から末端へ向かって進んでいきます。そのため、体幹から肩、肘、手首、指、指先という順序で発達していくことを前提に、現在のお子さんの発達段階に合わせて取り組むことが大切です。また、「握る動作」から「つまむ動作」へと発達していく過程も見ていく必要があります。低緊張のお子さんに筋力トレーニングを行ったり、無理に姿勢を保持させようとしたりすると、姿勢を保つことに筋力を使ってしまい、細かな手の動きが難しくなることがあります。そのため、姿勢を安定させる補助具などの道具を活用することは、とても良い方法です。
Q.作業療法(OT)では短時間でいろいろなことができるようになります。本当にその場で技術を習得しているのでしょうか?
A. 数十分の訓練で全く新しい技術を習得したと考えるよりも、もともと持っていた能力を引き出していると考えた方がよいでしょう。作業療法では、体や感覚の発達段階を評価し、その段階に応じてお子さんが持っている潜在的な能力を引き出しています。
Q.粗大運動と微細運動は、どちらを優先した方がよいのでしょうか?
A. 基本的には、粗大運動と微細運動を同時に行っていくことが望ましいと考えます。ただし、微細運動については、お子さんの手先の発達段階に合った内容を取り入れることが大切です。また、体の土台となる部分は粗大運動によって育まれることも多いため、粗大運動から取り組むことも有効です。
Q.家の中を走り回ることが多いのですが、止めた方がよいのでしょうか?
A. 騒音や近隣への迷惑、安全面で問題がなければ、無理に止める必要はありません。脳への刺激を求めて体を動かしている場合もありますので、「家の中を走る」以外の方法で刺激を満たせる活動があればよいでしょう。例えば、公園で体を動かして遊んだり、自宅でトランポリンを活用したりすることも一つの方法です。
Q.転んでけがをしてから外遊びを嫌がるようになりました。どう関わればよいでしょうか?
A. まずは、転んでもけがをしにくい環境で遊ぶことをおすすめします。例えば芝生など、安全性の高い場所で保護者も一緒に楽しそうに遊ぶことが大切です。保護者が実際に転んでみせ、「転んでも大丈夫」ということを伝えることも、お子さんの安心感につながります。楽しそうに遊ぶ姿を見せることも大切な関わりです。
Q. 兄弟や友達と比べて自信をなくしてしまいます。どのように関わればよいでしょうか?
A. お子さんのプライドを 大切にするのであれば、比較されにくい環境で取り組むことも一つの方法です。兄弟や友達がいない場面で、親子で一緒に楽しみながら取り組み、見本を見せることが効果的です。また、大人も失敗する姿を見せ、「失敗は誰にでもあること」「恥ずかしいことではない」ということを伝えていくことが大切です。
Q. 運動は苦手ではないのに、姿勢が崩れやすいと 言われました。なぜでしょうか?
A. 姿勢の崩れは、筋力だけが原因ではありません。姿勢の崩れに気づくことができるか(前庭覚・固有受容覚・触覚など)、また、姿勢を戻そうとする意欲や気持ちがあるかといった点も関係しています。
Q. 前庭覚や固有受容覚とは、どのような感覚ですか?
A. 前庭覚は、体の傾きや回転などを感じる感覚です。
固有受容覚は、自分の体の位置を感じたり、力加減を調整したりする感覚です。
これらの感覚が十分に働いていないと、姿勢の崩れに気づきにくかったり、姿勢を戻すための力加減が難しかったりすることがあります。
Q. 前庭覚や固有受容覚は育てることができますか?
A. 前庭覚は、体の傾きや回転などを感じる感覚です。固有受容覚は、自分の体の位置を感じたり、力加減を調整したりする感覚です。これらの感覚が十分に働いていないと、姿勢の崩れに気づきにくかったり、姿勢を戻すための力加減が難しかったりすることがあります。


\私たちがお答えします/
榎本・中川

■躾・療育に関するご相談
Q.子どもに好きな人ができました。どのように声をかければよいでしょうか?
A. 人を好きになることは、とても良いことです。
その気持ちを大切にしながら、
・「好きな子が嫌がることはしないこと」
・「周りのお友達にも優しくすること」
・「自分自身も強くなること」
を繰り返し伝えていくことが大切です。
Q.家庭の事情で、同性の親が入浴介助をすることが難しい場合はどう考えればよいでしょうか?
A. 女の子を父親が、男の子を母親が入浴介助しなければならないご家庭もあります。そのような場合は、どちらか一方の保護者だけに負担が集中しないよう、ご家庭の状況に合わせてルールを決めておくとよいでしょう。
Q.学校から知能検査(WISC)を勧められました。受けた方がよいのでしょうか?
A. 知能検査は、あくまでも一つの指標であり、数字で示される結果です。結果を見て「できないこと」ばかりに目を向けてしまうと、お子さんの「できること」を見逃してしまう可能性があります。また、お子さん自身が自信を失い、本来できることまでできなくなってしまうこともあります。そのため、「あくまでも一つの数字として受け止める」という考え方ができるのであれば、ご両親でよく話し合ったうえで受けるのも一つの方法です。大切なのは、今の結果だけを見るのではなく、お子さんのこれからの成長に目を向けることだと考えています。


\私たちがお答えします/
キャンパス堀ノ内
伊東・松尾
■キャンパス堀ノ内個別相談

Q. 子どもが「学校や放課後等デイサービスに行きたくない」と言います。どのように対応すればよいでしょうか?
A. 「学校に行きたくない」「放課後等デイサービスに行きたくない」と話すことは、決して特殊なことではありません。ある程度成長し、自分のやりたいことが見えてくることで、そのような気持ちを言葉で伝えることが増える場合もあります。大切なのは、「行きたくない」と話していることだけではなく、学校や放課後等デイサービスで実際にどのような行動をしているかを確認することです。もし、細かく確認しても相手を思いやる行動が一つも見られないような場合には、療育方針や環境を見直す必要があるかもしれません。一方で、そのような様子ではない場合は、適度な距離感を保ちながら見守ることも大切です。
Q.子どもに合った学校は、どのように選べばよいのでしょうか?
A. 学校にはそれぞれ特色があり、お子さんに合った学校を探すことは、とても大変なことです。また、学校自体は良い環境であっても、先生との関わり方によって学校生活がうまくいかないこともあります。子ども一人ひとりに合った「完璧な学校」を選ぶことは難しいため、本人や家庭を支える環境を維持することが大切です。相談支援専門員との連携を強めたり、保護者同士で情報交換をしたり、無理のない範囲でお互いに支え合える環境をつくることが、ご家庭全体の負担を減らすことにもつながります。
Q.将来の就職を考えると、学校の就職率を重視した方がよいのでしょうか?
A. 特別支援学校の就職率だけでは、その学校について語ることはできません。
採用が決まったとしても、継続して働くことが難しくなってしまえば、本人にとっても良い結果とは言えません。
学校選びも就職も、基本的には同じ考え方です。その子に合った環境を選び、長く安心して生活できることを大切に考えていくことが重要です。
Q. 好きなことはよくできますが、それ以外にはあまり興味を示しません。どのように関わればよいでしょうか?
A. 好きなことができるということは、「覚える能力がある」ということでもあります。まずは、お子さんが何を好きなのか、その傾向をよく知ることが大切です。例えば、「電車が好き」と言っても、「地下鉄が好き」など、興味の対象は一人ひとり異なります。その「好き」を受け入れたうえで、「これも似ているよ」と興味の対象を少しずつ広げていくことで、「好き」を活かしながら可能性を広げていくこともできます。
Q. 夫婦で子育ての考え方が違います。考え方は統一した方がよいのでしょうか?
A. ご両親で考え方を統一できることもありますが、基本的には難しいことだと思います。しかし、考え方が統一できないことには利点もあります。一つの方法でうまくいかなかったときに、別の選択肢が生まれやすいからです。子育てでは、「笑って」「上手に」「しっかりと」など、さまざまな教育方法や情報に触れ、「どれが正しいのだろう」と悩んでしまうことも少なくありません。だからこそ、一人で考え過ぎないことが大切です。「それは悲しい」「これはつらい」「これが幸せ」といった感情を大切にしながら、「楽に」生きられることが、人生を決定していく力を育んでいくと考えています。

\私がお答えします/
キャンパスよつみ
小林
■キャンパスよつみ個別相談


Q. 将来の就労に向けて、今からどのような準備をしておけばよいでしょうか?
A. 就労に向けて大切なのは、「働くとお金をもらえる」という意識を少しずつ身につけることです。
物欲があまりないお子さんでも、「働いてお金をもらう」という経験につながるような関わりを意識してみてください。
例えば、ご家庭では、お手伝いをしたらお小遣いを渡し、そのお金でお店へ行って自分の好きな物を買う経験を積むことも一つの方法です。
「買い物へ行く楽しさ」や「自分で欲しい物を買えた喜び」を経験することで、お金の価値や働くことへの意識が少しずつ育っていきます。
キャンパスでも、長期休みにはホームセンターなどへ出かけ、実際に買い物をする経験を通して、お金の使い方や社会経験を学ぶ機会を設けていきたいと考えています。
Q. 小学3年生になりました。今後、家庭ではどのようなことを意識して関わっていけばよいでしょうか?
A. まずは、できる限り生活リズムを整えていくことが大切です。
基本的な生活リズムが安定することで、学校生活や日々の活動にも良い影響が期待できます。
また、お子さん自身はさまざまなことができ、お友達とも仲良く遊べる力を持っています。一方で、「我慢する力」は今後さらに身につけていきたい部分です。
そのためには、キャンパスの利用回数を増やすことも一つの方法です。週2日や週3日の利用では、「我慢する」という療育が本人に伝わりにくいことがあります。繰り返し経験することで、少しずつ身についていきます。


\私たちがお答えします/
キッズ・ビーキャンパス
松村・馬場
■キッズビー・キャンパス個別相談

Q. 学童や放課後等デイサービスが嫌いなわけではありませんが、「一人で家で過ごしたい」と言うことがあります。どう考えればよいでしょうか?
A. 学童は人数が多く、にぎやかな環境です。そのため、ときどき一人で静かな時間を過ごしたいと思うことは、特別なことではありません。
一人で留守番ができ、家に入ったらきちんと鍵をかけることができる、勝手に外出しないなど、安全に過ごせる力が身についているのであれば、息抜きとして一人で過ごす時間をつくることもよいと思います。
ただし、一人で留守番をするときは、
・チャイムが鳴っても勝手に出ない
・火や刃物には触れない
など、最低限のルールを決めて約束しておくことが大切です。
Q. 放課後等デイサービス以外の居場所を利用していましたが、落ち着いて過ごすことが難しくなりました。どうしたらよいでしょうか?
A. 学年が上がると、「家に帰りたい」という気持ちが強くなるお子さんもいます。
友達との時間も大切ですが、まだ一人で家にいさせることが危険な年齢であれば、できるだけ放課後等デイサービスなどを利用しながら、安全に過ごせる環境を整えることが大切です。
また、保護者が帰宅時間に合わせて家で迎えられる日には、お友達と遊ぶ時間をつくるなど、お子さんの気持ちを受け止めながら調整していく方法もあります。
Q. 小学校入学までに、どのような準備をしておくとよいでしょうか?
A. 保育園や幼稚園では、「○○ができないと小学生になれないよ」「もうすぐ小学生だからね」と声をかけられることがあります。しかし、そのような言葉が続くことで、「小学校は怖いところ」というマイナスのイメージを持ってしまうお子さんもいます。まずは、小学校に対してできるだけポジティブなイメージを持てるようにすることが大切です。また、身の回りのことや荷物の管理なども、今から少しずつ練習していけるとよいでしょう。
Q. トイレでは排泄できますが、パンツを嫌がり、なかなかおむつが外れません。
A. 「トイレはおしっこをする場所」というイメージが十分にできておらず、おむつで排泄することが習慣になっている場合があります。また、失敗することへの不安が強く、「おもらしをしたくない」という気持ちからパンツを嫌がっている可能性もあります。まずは、決まった時間にトイレへ行き、できるだけ失敗を経験させないようにしながら、パンツで過ごせる時間を少しずつ長くしていくことが大切です。また、おむつが外れないというご相談は多くありますが、まず大切なのは、「おしっこをすると不快である」という感覚を育てることです。おしっこが出たことに気付き、「出た」と伝えられるようになることが、トイレでの排泄につながります。可能な範囲で、不快さを感じやすいおむつやパンツを使用し、おしっこが出る感覚を覚えていけるようにしていくことが大切です。
Q. 学校であったことを聞いても、「わからない」「忘れた」としか答えてくれません。
A. 「今日何をしたの?」という質問は、お子さんによっては答え方がわからないことがあります。
まずは、保護者が答えを予測できる内容から質問してみることをおすすめします。
例えば、「今日はご飯だった?パンだった?」というように、選択肢を示しながら質問すると、お子さんも答えやすくなります。
このようなやり取りを繰り返すことで、「こういうことを答えればいいんだ」と少しずつ理解できるようになっていきます。
今回の相談会を通して
今回の相談会では、管理者や児童発達支援管理責任者がお子さんの発達や進路、
家庭での関わり方などについてお答えしただけでなく、
保護者同士が日頃の悩みや工夫を共有する場面も多く見られました。
「我が家ではこんなふうに取り組んでいます」
「同じようなことで悩んでいました」
といった体験談を伝え合うことで、新たな気付きや安心感につながり、
一人では思いつかなかった関わり方や考え方を知る貴重な機会となりました。
子育てや療育には、一人ひとりのお子さんに合った方法があります。
そのため、「これが正解」という答えを探すのではなく、
さまざまな経験や考え方に触れながら、
お子さんに合った関わり方を見つけていくことが大切です。
継志館アカデミーでは、これからも保護者の皆さまが安心して相談できる場づくりを大切にし、
お子さんの成長だけでなく、ご家族の不安や悩みにも寄り添っていきます。




